chemSHERPAとIMDSの連携

最新更新日 2024-02-15

chemSHERPAとIMDSが互換性を持つためのシステム改修が進んでいるようです。
実現すれば、化学物質情報伝達における利便性や効率性が著しく向上すると思われます。

しかしながら、システム面で互換性が構築されても運用面で統一したルールが設定されないと、サプライチェーン間でのトラブルが生じる懸念があります。

chemSHERPAは規制物質のみをデータ入力する仕組みですが、IMDSは原則すべての物質をデータ入力することがルールになっています。
また、chemSHERPAは部品構造についても詳細に明らかに入力する必要はありませんが、IMDSでは部品構造は部品構成表をそのまま入力することが求められています。

IMDSは部品構造も物質構成も基本的にすべて開示するフルデクラレーション方式です。
chemSHERPAは部分的デクラレーションなので、chemSHERPAからIMDSにインターフェースで取り込まれてもデータの受け取り側が拒否する可能性があります。

運用面については企業間での話し合いや約束にもとづくことも考えられます。
現時点からサプライチェーン間での密なコミュニケーションを行っていく必要があります。

(長谷川 祐)