カーボンニュートラル

最新更新日 2021-11-22

カーボンニュートラルの実現が求められています。
日本でも政府がカーボンニュートラル実現に向けて産業界での強力な推進を促しています。

最近はテレビ・新聞・ネットなどで「カーボンニュートラル」という言葉に触れることも多いです。
風力発電や地熱発電などのグリーンエネルギー、水素やアンモニアなど新たな燃料開発、自動車やバイクなど輸送機器の電動化、大きな産業構造の変化を示唆することが多いと思われます。

カーボンニュートラルの実現につながることは、私たちの身近なことにもあります。
エネルギーの使用を今よりも少なくすることでカーボンニュートラルに貢献できます。

事業所からの製品出荷の回数を減らすことで、引き取りに来るトラックの輸送効率は良くなります。
購入する資材について、調達頻度を低くすることで調達先の輸送効率が良くなります。
輸送効率の改善は、エネルギー消費の削減に直結します。
工場や事務所の残業を減らすことで、電力使用量は削減できます。
無駄な会議をなくすことで、紙の消費量やデータの使用量は減ります。
労働時間を少なくすることで、エネルギー消費を削減できるとも言えます。
このように、日常業務の中でカーボンニュートラルの実現に貢献できることはたくさんあります。

製品含有化学物質管理はサプライチェーンマネジメントに深く係わる仕事です。
サプライチェーンにおける無駄をなくして情報伝達の透明性を高めることは、業務の効率性を高めることにつながります。
効率的な活動はエネルギーの消費を抑制することにもつながります。
極論ですが、サプライチェーンを簡略化することで二酸化炭素の放出を減らすことに貢献できるとも言えます。

今後のビジネスにおいては、製品含有化学物質管理を含めて、様々な局面でカーボンニュートラルは避けて通れないテーマになるでしょう。

(長谷川 祐)