紛争鉱物調査のテンプレートCMRTの2022年度版が更新されました。
推進団体のRMI(Responsible Minerals Initiative 責任ある鉱物イニシアチブ)のウェブサイトにてCMRTのVersion 6.22が5月11日にリリースされました。
主な変更点は、バグの修正、スメルターリストの更新、翻訳の改善などです。
概ね、従来の様式と同じと考えてよさそうです。
例年と同じ調査方法で大きな問題はないと考えられます。
Conflict Minerals Reporting Template
ロシア-ウクライナ関連では、3月10日付の「ロシア関連制裁に関するRMI声明」というステートメントが掲載されています。
このステートメントでは、ロシアのウクライナ侵攻に関する直接的な言及はなく、ロシアに対する制裁によるロシアを拠点とするスメルターへの影響について言及されています。
今のところ紛争鉱物調査への直接の波及は確認できませんが、今後注視していく必要があります。
Sanctions
(長谷川 祐)