AISとは、JAMP(ジャンプ)が開発した、製品含有化学物質情報を伝達するためのフォーマットのことです。
(2018年6月29日にサービス終了し、現在はchemSHERPAへ移管しています)
JAMPとは、アーティクルマネジメント推進協議会(JAMP:Joint Article Management Promotion-consortium)のことで、17社の民間企業が発起人となって発足した団体です。
「部品が含有する化学物質等の情報を、製作業者からエンドユーザーまで円滑に伝達するため仕組みを作り普及させることが、産業競争力の向上のためには重要である」という考え方のもと、2006年からスタートしました。
2006年というと、ちょうどEUのRoHSがスタートした年ですね!!
RoHS開始から2~3年ほどは、各社の様式でバラバラだったフォーマットですが、
REACH開始の2008年から2~3年がたった2010年頃には、ご依頼いただくお仕事の半分以上はAIS、という流れにまでなりました。
AISは、製造業界に浸透したといえるでしょう。
2015年。新たな流れが来ました。
2015年10月に、経済産業省がchemSHERPA(ケムシェルパ)というフォーマットを発表しました。
国はJAMPとも協力してフォーマットを統一し、情報の提供側・受領側双方の負担の軽減を考えてくれています。
国とJAMPは、chemSHERPAへの移行を推奨・推進しています。
chemSHEPRAの発表から早10年。
2024年現在、chemSHERPAは日本国内の主力なツールとなっている、と個人的には感じています。