紛争鉱物調査では、通称「3TG」と言われる、4つの金属を対象にしています。
「3TG」はスズ(Tin)、タンタル(Tantalum)、タングステン(Tungsten)、金(Gold)の頭文字を取ったもので、「スリーティージー」と呼びます。
4つの金属の用途を知ることが調査対象を絞り込む近道です。
今回はタングステンの用途を確認してみます。
タングステンは高い硬度を持つため、ドリル、エンドミル、旋盤工具、金型などに使われていることはよく知られています。
一方、タングステンには超高融点といった他の金属では得られにくい特性があります。
約3422℃の超高融点によって、高温でも蒸発しにくいため、長寿命の発熱体として利用されます。
光源、熱源、溶接、電子ビームなどに活用されています。
さらに、電気的安定性も有するため電子デバイスにも使われています。
タングステンは電子部品に使われるだけでなく、工作機械の治具にも使われるため、調査対象としては産業界を広く視野に入れておく必要があります。
(長谷川 祐)