紛争鉱物調査では、スズ(Tin)、タンタル(Tantalum)、タングステン(Tungsten)、金(Gold)の4つの金属を対象にしています。
頭文字を取り、通称、「3TG(スリーティージー)」と呼びます。

4つの金属の中で金(Gold)は一般的に馴染み深い金属です。
金には、錆びない、加工しやすい、腐食しにくい、といった特性があるため、宝飾品(ジュエリー)に使われています。
世界の金消費の約70%が宝飾用途とも言われています。

金は工業用途としても多くの産業で使われています。
高い電気伝導性や熱伝導性を持つため、コネクタ、ICパッケージ、ワイヤボンディング、基板など電子部品の中枢部に使われており、エレクトロニクス産業では極めて重要な金属素材です。
電子基板を製品内に持つ電気電子機器の場合は間違いなく紛争鉱物調査対象になります。

医療用途としても、歯科・インプラント・診断技術など、多方面で使われています。

金は 「美しさ × 化学的安定性 × 高機能性」 を兼ね備えた金属であり、宝飾・電子・医療など多様な分野で不可欠な素材のため、調査対象を見極める際には広い視野でチェックすることが求められます。

(長谷川 祐)