chemSHERPA Web化への期待

chemSHERPAの最新バージョン「V2R1」が公開されました。
ユーザーはデータ作成支援ツールを公式Websiteからダウンロードして利用するのですが、この「ダウンロード」の“難しさ”が一部のユーザーから指摘されています。

企業を狙ったサイバー犯罪が増加する中、ITシステム面でのセキュリティ強化の必要性が高まっています。
企業によっては、従業員がWeb上からソフトウエアやアプリをダウンロードすることを制限していることも少なくありません。
外部からのダウンロード自体を自動的にエラーさせるシステムにしている場合もあります。

ユーザー企業においては、chemSHERPAのバージョンが更新される度にダウンロードが必要になります。
その都度、エラーが発生することで、システム面でのイレギュラーな対応が必要になります。
このことが化学物質管理担当者の負担となっています。
中には、「怪しげなソフトウエアをダウンロードしようとする不適切な行為」として社内で誤解されてしまうケースもあります。

chemSHERPAも、IMDSのようにWeb化されることで、バージョン変更を特に意識しなくても利用でき、ダウンロードが不要になることが期待されます。

(長谷川 祐)