CMP構想

経済産業省の化学物質管理に関する分科会から「CMP(仮称)構想」が発表されました。

CMPはChemical and Circular Management Platform、次世代製品含有化学物質情報・資源循環プラットフォームの略称です。
明言はされていないのですが、発表された資料からは、chemSHERPAの後継スキームのようなものが開発されることが推察できます。

2024年からシステム設計に入って、2026年から2027年にかけて運用開始のスケジュールとなっています。
電機電子、自動車業界連携から開始、順次対象産業界を拡大、「業界横断型」を目指すとのことです。
推進母体のタスクフォースのリーダーはキャノンとトヨタであり、電機電子業界と自動車業界で連携していることが着目されます。

企業の実務担当者としては、chemSHERPAに替わる新しい情報伝達ツールが導入される可能性は非常に気になるところです。
chemSHERPAよりもさらに操作性や汎用性が高いスキームが実現することを期待したいです。

参考情報:産業構造審議会製造産業分科会第11回化学物質政策小委員会 令和5年度第1回化学物質審議会 合同会議 資料8

(長谷川 祐)