材料の化学品を調達する際に、調達先にchemSHERPA-CIの提供を依頼します。
その際にSDS(Safety Data sheet 安全性データシート)も併せて提供されることがあります。
chemCHERPA-CIは製品含有化学物質管理に使用されます。
材料や部品から構成される最終製品に含有される化学物質の情報伝達が目的です。
SDSは労働安全における化学物質管理に使用されます。
“材料に有害性物質が含まれていないか?”“取り扱うときに防護マスクは必要か?”など、労働者に化学品の取り扱いについての情報を提供することが目的です。
労働安全衛生法では化学品を使用する事業者に対して、SDSに記載されている危険有害性情報をもとに、リスクアセスメントすることを義務付けています。
その化学品を取り扱うことによる爆発火災リスクと健康被害リスクを労働者に認識してもらうことが狙いです。
厚生労働省の「職場のあんぜんサイト」では簡単にリスクアセスメントを行うやり方が紹介されています。
何をどうしたら分からない場合の相談先も記載されています。
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/user/anzen/kag/ankgc07.htm
SDSが手元に届いたらリスクアセスメントを行うこと、ぜひ職場のルーティンにしていただきたいと思います。
(長谷川 祐)