IMDSは自動車業界でのグローバル標準ツールです。
本来はどの自動車メーカーにデータを送信するときも同じ手順で行うことができる標準化が特長のはずです。
しかし、実際にはそうではありません。
自動車メーカーごとにサプライヤーに対して要求しているデータ項目が異なるからです。
この要求のバラツキがサプライヤーの負担を増やしています。
具体的には、データシートの送信先情報における要求項目が自動車メーカーごとにバラバラであることです。
詳細として、送信情報、図面情報、発注書、レポートがシステム的には設定されています。
しかし、どの項目が入力必須であるかは自動車メーカーごとに異なります。
入力項目への記載方法も自動車メーカーごとに決められています。
IMDSがグローバル標準ツールとしてさらに拡大していくためには、これらのデータ入力における詳細部について入力項目の標準化が徹底されることが望ましいです。
(長谷川 祐)